2017年11月20日月曜日

『彗星パンスペルミア』/チャンドラ・ウィックラマシンゲ


「われわれはどこから来たのか?」,
「われわれは何者か?」,
「われわれはどこに行くのか?」
~(略)~

本書は,この問いに対し,明快に,最新の実証主義科学に基づいて,

「われわれは宇宙からやってきた」,
「われわれはウイルスである」,
「われわれ(DNA)は宇宙に戻る」

という回答を示している.(ⅺ頁)

■ 2017年5月1日発行


松井孝典監修・所源亮訳
目からうろこ的な本を求めている身としては中々、強烈な本でした。
上の引用だけでもへっ?(どういうこと?)という驚きがあります。
その驚きを細かに解説してくれるのがこの本です。

中でも衝撃だったのは、冬のインフルエンザの流行も「そういうこと」らしいです。
しかしこのお話は実社会とは全く違うことを言っているので理解はできるのですが、それが事実だとしたら、会社を感染回避用に多く休めなくなるということでしょうか?(滝汗)……そんなの嫌だ(笑)地味に封印しておいて欲しいお話かもしれません。。。(ガクブル)

あと、『シン・ゴジラ』/映画の、作中に出てくる、呪文のような言葉、極限環境微生物が出てきました。何回見てもそこのシーンは矢口と同じで???だったのですが、この本で少し知識が増えたと思います。ということはゴジラは!?

少し注意なのは、文系さんには読んでいてちょっとキツイ本かもしれません。
なぜかというと、前から理系の文章の書き方?は聞いていたのですが、文章の句読点が、「、→,」「。→.」なので、慣れるまで目がうろうろしてしまいました(自分だけか!)。どこで文章を切っていいのか何度も見返したり(笑)最後の方は慣れましたが、世界が違うのだなとそこも感心しました。

引用の最後は深いです。仏教の輪廻の香りがします。

2017年11月14日火曜日

『古代天皇の秘密』/高木彬光

古代天皇の秘密 「神津恭介」シリーズ (角川文庫)
KADOKAWA / 角川書店 (2014-08-26)
売り上げランキング: 52,609

●あらすじ
神津恭介は病院にいた。今度の入院はひき逃げが原因だった。見舞いに訪れた友人、松下研三は、意識はハッキリして元気な神津に対して「もう一度、歴史のなぞ解きをやってみませんか」と誘う。こうして、「古代天皇」についてベッド・ディテクティブがはじまるのだった。


前回の邪馬台国から、打って変わって今度は古代天皇に迫ります。
この本が昭和後半に出版されているので、かれこれ30年は経っています。恐らく色んな発見がいっぱいあったと思うのですが、現代はどのくらい進んだのでしょうか。

前回の邪馬台国の感想に神武東征の話はどうだったのか??と疑問に思っていたことがきちんと書いてありました。とても大胆緻密な話ですが、しかし読んでみるとそういう考え方もあるのだなと感慨深いです。

個人的に面白かったポイントは、
・アメノヒボコ
・物部氏(ふるふるしている……!)
・九州からいらっしゃい邪馬台国(合計三回?!)
・出雲の国譲りとスサノオノミコトの物語
です。

あとちょっと期待していた「ギリシア神話に似ているイザナギイザナミ神話」は、かすりもしませんでした(笑)これは邪説でしょうか??(汗)本編で書かれていた古事記の出雲編が、九州の話の複合というのであれば、イザナギイザナミ神話も九州に似たようなお話があるのかもしれません。

この本で秦氏は、朝鮮系となっていましたが個人的にはイザナギイザナミ神話にギリシャ神話を入れているところから、そこだけの話で、秦氏がローマ人だったらなあ……なんて、勝手に燃え&萌えています。日本人のお風呂好きはここから!なんて……(※個人の妄想です)


関連記事
『邪馬台国の秘密』/高木彬光

2017年11月11日土曜日

『けものフレンズ(全12+α話)』/アニメ

けものフレンズBD付オフィシャルガイドブック (1)

KADOKAWA (2017-03-25)
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原作:けものフレンズプロジェクト
総監督:吉崎観音(コンセプトデザイン)
監督:たつき
音楽:立山秋航
制作:ヤオヨロズ

キャスト:
かばん(CV.内田彩)
サーバル(CV.尾崎由香)
ラッキービースト(CV.???)

●あらすじ
とつぜん「ジャパリパーク」の「さばんなちほー」で生まれた「かばん(命名サーバル)」ちゃん。出会ったサーバルちゃんになんのフレンズ(動物)?と問われても思い出せない。そんな不安な中、サーバルちゃんのススメで自分が何のフレンズ(動物)であるか知るために旅に出るのでした……。


新規アニメが多すぎるので最近は、怒涛の一話切りをやっています。
なので、白状すると最初の二話まで様子見の、三話切り予定の作品でした。

それでも、キャラクターデザインが、自分好みのかわいさ(CGアニメも好きなのでドンピシャ)と、サーバルちゃんの声優さんのあの味の良さw、そして一番の継続理由が、動物園のインタビューです。ただものじゃないアニメ臭がプンプンしていて、あれを見た時の衝撃は……ないです。自分が、深夜アニメを見ていたのか、はたまたよい子のゴールデンタイムのアニメを見ていたのか?と錯覚しました(笑)ここでスタッフさんの作品愛があふれているのがわかりました。

と熱弁していますが、作品的には決め手はトキさんとアルパカさんの回、三話「こうざん」でした。どんなアニメになるのか全くわからない不安が、かばんちゃんの立ち位置と、ストーリーの方向性が明確にわかって安心した回です。

かばんちゃんの謎。というか、解説ブログさんにとても面白いものがかいてありましたが、やはりポイントなのはヒトと動物の違いでしょうか……。

最終回、あらためてヒトは経験を積んで生きていく生き物なのだと知った作品でした。
この作品に関して言えば、「まず、三話まで見てください」に付きます。


+α話は、たつき監督がyoutubeで12.1話を最終話・後日に発表されたので加えています。
こちら↓


二期は不穏なことがささやかれ?ていますが、一期だけでもたのしめると思います。


●オープニング
ようこそジャパリパークへ
どうぶつビスケッツ×PPP
2017/02/08


●エンディング
ぼくのフレンド
みゆはん
2017/02/22

2017年11月10日金曜日

『別冊少年マガジン(2017年12月号)』/雑誌



進撃の巨人 第99話 「疾しき影」

ライナーに対する心理戦が、もうホラーになっている進撃です(いやもともとこの作品は、ホラー寄りですね……)。それにしても、何を考えているのかさっぱりわからないエレンさん怖いです。怖い!

この回で、世界に本当のことを話す劇のような演説が始まりました。


以下、ネタバレありの感想。

2017年11月6日月曜日

『外套』/ニコライ・ゴーゴリ

外套
外套
posted with amazlet at 17.11.06
(2012-10-01)

●あらすじ
アカーキイ・アカーキエウィッチは、おんぼろの半纏を身にまといながら寒いペテルブルクの街で生きていた。そして彼はその着古して薄くなった上着を繕ってもらおうと仕立て屋にその服を見せる。しかし、店主は新しいものを新調するべきだと勧めてきたのだった……。


平井肇訳。
寒いロシアでの生活には必須であろう外套にまつわるお話。

毎日毎日たんたんと働いて貯金をしていても、満足に外套を手にすることができない暮らし。
けして高望みをしているわけでもなく、たんたんと毎日を生きている。
それだけで十分だとその仕事に愛着をもって繰り返す。

そんな日々にまるで降って湧いた「外套」。
我慢とよろこびと。そして、あっけなさ。

短編なのに、いろんなものが詰まっている作品でした。
なんだか身につまされます……(泣)